とにかく己の要求を突き付けて、その要求が満たされるまで騒ぐ男、マンチカン菊之助。
その恫喝行為の一部始終になります。
ご飯が欲しけりゃ差し出されるまで、風を感じたければ窓を開けるまで、狩猟本能を満たしたければじゃらしを振るまで。
欲望のおもむくまま、同居人が奉仕するまで撃ちてしやまん咆哮をつづけるのです。
あのしつこさで知られるスッポンでさえ雷が鳴るとはなしてくれると聞き及びます。
菊之助なんて要求が通らなければず~と、わぁわぁ続けるんですもん、たちが悪い。
遅くなってすみませんね、なんつってカリカリを差し出すわけなんですが、
一口で満足なんよつってすぐに何処かへ踵を返して立ち去ってしまったりなんかして、
それが朝の5時とかだったらムッキーたなもんですよ。
そんだらアチラの部屋へ行って力丸にやられて戻ってきたりするのですが、
そのはけ口、わたくし目に向けてまた文句いわれたりしますので、
やれやれとあきらめるそんな最近の生活となっております。
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