お食事の（下僕の）監視に余念が無いマンチカンら

キッチンを囲む狭いカウンターはお気に入りのキャットウォーク。
てか許可した覚えはなにのですが、わがもの顔に練り歩き、支配権を主張するかのようにででんと居座る。
実効支配におよんでおりなすすべがございません。
 
–菊之助に、こんな顔で監視されてます。–
 
–この場所で。–
 
菊之助と力丸でかわるがわる歩き回り、事実上の通り道と化したカウンター。
おふたかたともこの場所から同居人を見下ろすのがお好きなようです。

実害がなければほんとお好きになさればよいのですが、人間どものお食事タイムは困りもの。
突然思い出したように遊べと雄叫びをあげたり、離席した隙に人間食を物色したり、
気が抜けないのでございます。

力丸は前から要注意なので、ガードをかたくしておりますが、最近では菊之助。
油ものを舐めようと志すので困ります。
いったいどこで味をしめたのやら。
下僕にとって両者に警戒する、落ち着かない食事タイムとなっております。
 
–力丸も入れ代り立ち代り。–
 
–べ～ろ–
 
–べ～ろ、なんか食べたでしょ？–

 
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