毎朝お天道様が顔を出す前の涼しい明け方、お月様も微睡むそんな穏やかな卯の上刻。
同居人らも深い夢の中。浮世の疲れを恢復しているそんな最中にマンチカン達は進撃してまいります。
腹減った。ドッキリ!早朝キャットがキャーっと、マンチカン菊之助は頭上でスクリーチ、力丸は足下へダイブから抱え込んでのヘッドバンギング。
同居人がこれを踏み留まると彼らのボルテージもヒートアップ。
突き抜ける衝動、ふるえるぞハート!ドライブゥゥゥ!(疾走)の発動です。
走るなよ、なんて無粋です。なんでねこは走り回るの?
ねこさんの走る理由とうちのマンチカン達のケースについてかいたのですが、ニャンズ達の走行ケースがまたひとつ追加されたようにございます。
猫が朝方走り回るは逢魔時、騒ぎまくるのと同様に夜行性であることがあるのでしょう。
わがアジトでは最近頻発に発動するのですが、他家の猫さんも状況を調べると朝の運動会は割とポピュラーなようです。
真夜中に加えて明け六つに走り回るは大層なことでございます。
寝ぼけ頭にタッタカタっと流れてくるのは運動会の曲。
運動会には欠かせない曲といえば、ジャック・オッフェンバックのオペレッタ『天国と地獄』の序曲やドミトリー・カバレフスキーの組曲『道化師』のギャロップなんぞがありますが、
オペレッタ『天国と地獄』の序曲のほうは同居人的には『パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~』Stage3のボス戦や「カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂♪」のイメージが強いので、
組曲『道化師』のギャロップを心が推します。
そんなこんなではりきった曲が頭に鳴り響き、目の前どたどたと響く菊之助と力丸の猫足ドラムビートのグルーブに、
いまだ疲れ抜けぬままの体。ぬ~ぼ~と立ち上がり、朝食の準備をするようにマンチカン達に操作される同居人にございます。
こんな目覚めは嫌だわ~
[addyt]