昨年耳あてぶち壊された同居人、あらたな事件がふりかかります。
前回の事件は「耳あて惨殺事件」力丸の単独犯とされた事件です。(イヤーマフラーの謎事件~壊れた耳あてに愛の涙を~)
こんどは「耳あて拉致事件」。
片付けてあるはずの耳あてが何者かに拉致される事案が多発しておるのです。
おそらく力丸の再犯とマークしていた同居人でしたが、ここにきて実は影の首謀者がいたことが判明いたしました。
まんまと捜査の裏をかきほくそ笑む黒幕、マンチカン菊之助の犯行現場をとらえました。
–ガタガタ音する押し入れから耳あて咥えた菊之助–
耳あての魅力がこの事件の元凶。
ちょうど良い塩梅のサイズと肌触り猫にとって。
放り出しておいたら菊之助も力丸も抱え込んで遊びますのでその後押し入れの奥にしまいこむことにしてたのです。
それがなにやら拉致されてアジトの方々に放り出されていることが頻発しておりました。
また、力丸か。
捜査本部が今回も力丸単独犯 とした根拠はふたつ。
一つ目は被害者「耳あて」を運ぶ能力。おもちゃを咥えて練り歩くすがたをたびたび目撃していたこと。耳あてのサイズを運ぶパワーがあること。(押し入れに侵入し内部を荒らすネコの一部始終をご覧ください)
二つ目は自由な押し入れの開閉能力。犯人は勝手に引き戸を開けて出入りすることができるもの。(ネコに『持ってこい!』のしつけられ方または訓練される方法)
根拠はともかく、日頃おこないもありますので力丸に間違いない思い込んでおったのが盲点でした。
–同居人の眼前で不敵な拉致の瞬間です–
まれに押し入れを閉め忘れたとき、菊之助が押し入れに忍び込むことがあります。
先日も同居人の不手際を嗅ぎ付け侵入。
中でやたらガタガタ音がするのでそちらを確認すると、なんと耳あてを咥えてとびおりる菊之助が。
菊之助はおもちゃを咥えて歩き回る姿をあまりみせないので、やるときゃやる、天晴と喜ぶ同居人。
もちろん賞賛とは裏腹に耳あては取り上げましたが。
便乗した力丸も耳あてにアタックしようとしておりましたが阻止。
破壊未遂のついでに菊之助・力丸両者成敗しときましたが、そのお沙汰は腑に落ちないと 憂さ晴らしに走り回っておったのは言うまでもありません。
–力丸も悪事に加担、ってまちなさい–
–懲りない面々でございます–
[addyt]