ひとり残ったマリオがいない。
かつてアジトに訪れた、あまたのキャラクター達。
あるものは身ぐるみのため、またあるものはかつらのため。
ニャンズの衣類提供後、そのほとんどが行方知れず。
–菊之助が退屈そうなので–
–マリオと撮影–
–土管も使ってのぞいてる風、いまいちな感じになりました–
帽子をはぎ取られたおかげで、赤シャツとオーバーオールとひげがそうだったんだと名残をのこすマリオ。
にぎわった在りし日がしのばれるアジト、
最後の一人はどこへ行った。
考えてみればゲームキャラクターなんて敵をたたきのめしたその因果。
プレイヤーの技量によってはボッコボコとやられてはクローン出動。
生きながらえても電源OFFで世界もろとも消え去る定め。
諸行無常。
そんなどうでもよい事を考えながら窓辺へ視線を移すと。
いつものマンチカン達のバトルが開催中。
菊之助と力丸のキャットタワーでの激しい攻防で土管が転げ落ちると、その中ほど。
「見つかったテヘッ。」
恥ずかしげにはにかむマリオを発見。
そういえば突っ込んだのをわすれていました同居人。
–寛いでる力丸によりかかるマリオ–
–非常に迷惑そう–
生還を祝して 記念撮影したどうでもよい写真になります。
マリオ帽子の行方
土管の制作風景
[addyt]